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細菌検査
細菌検査 |
細菌検査では、 ・ 食中毒が疑われる便
など細菌感染が疑われる患者さまのいろいろな検査材料を、目的菌に応じた培地(細菌を増殖させるための栄養成分を含んだ寒天状のもの)に塗布し35℃で24~48時間程度培養します。検査材料に細菌がいると培地にいろいろなコロニー(細菌)が発育します。発育したコロニーはグラム染色し、顕微鏡で観察します。例えば、ブドウ球菌はぶどうの房状に青く染まり、大腸菌は細長くピンク色に染まります。発育した細菌の中で疾患の原因となっていると思われる細菌については細菌同定・薬剤感受性試験を実施することにより、18~24時間で細菌の種類と、その細菌に対して効果のある抗菌薬を確定することが出来ます。過半数の菌種については自動培養、感受性分析装置を用いて判定しています。 |